〜 新たなる人形 - 現代神話の像たち 〜
スターウォーズ+伝統工芸
新進気鋭の人形師・中村弘峰が畏怖の象徴と対峙する
“NINGYO” は日本語で「人形」を指すが、その概念は西洋の “doll” をはるかに超え、
祈りや厄除けを託す存在として深い歴史をもっている。
人形は時代の移ろいとともに素材や形を変えながら、
日本の風土と精神に育まれた豊かな文化として受け継がれてきた。
九州・福岡でつくられる博多人形は、約四百年の歴史をもつ伝統工芸である。
素焼きの土に天然顔料で彩色する独自の技法が、代々守り継がれてきた。
1917年創業の中村人形もまた、その技を百年以上にわたり継承してきた工房である。
四代目である中村弘峰は、「人形師とは人の祈りを形にする者」という理念を胸に、
伝統を未来へつなぐため、常に新たな表現へと挑み続けている。
本作は、現代の神話といえるスター・ウォーズのキャラクターを、中村弘峰の手によって
“現代の神像” として立ち上げた作品である。
日本の人形文化が “新たなる希望” として未来へ光を放ち続けることを願い、制作された。
制作工程
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デザイン画
デッサンをもとに粘土で原型を成形。練り上げこねた粘土を指先やヘラで彫るように仕上げていく。
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原型制作
デッサンをもとに粘土で原型を成形。練り上げこねた粘土を指先やヘラで彫るように仕上げていく。
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型取り
原型を分割して、石膏液を流し込み型取り(今回の型数は31型)。石膏が乾燥したら原型を取り出す。
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生地作り
型に粘土を7mm程度の厚さで手で押し付け、生地を作る。バリを取り、各パーツ(40パーツ以上)を組合せ継ぎ目を修正。
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焼成
5日間乾燥させたのち、生地を窯で焼成(950度で素焼き)。
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彩色
素焼きの状態の人形に胡粉を使い地塗りし、顔料で色付けしていく。さらにその上から金泥、プラチナ泥などをのせていき、最後に目を入れて完成。
作家インタビュー
平成ゴジラに夢中になった小学生が
制作側に思いを馳せるとき
僕は、平成ゴジラ世代。小学生の頃は、新作が出るたびに映画館へ足を運んでいました。ソフビも集めていましたが、子どもなのでやがて卒業しますね。再燃というか、気持ちが盛り上がったのが芸大の頃。アルバイトでガチャポンの原型師をやっていたのですが、そこの社長も芸大生で、学生時代84年に公開の『ゴジラ』のスーツの造形にアルバイトとして関わっていたらしく、その時の同僚が『ガメラ 大怪獣空中決戦』の特撮監督を務めた樋口真嗣監督!東京って制作側の世界観が間近にあると実感できますね。造形に携わる者としてリアリティが感じられたし、とてもワクワクしました。とは言え、エンタメ系の道へ進むことは考えなかった。東京での学び・経験は、全て吸収して伝統工芸の家に持って帰るというマインドセットが強かったんですよ。
終戦9年後に公開された怪獣映画・
第一作目『ゴジラ』の凄さ
平成ゴジラ世代なので、第一作目の『ゴジラ』を観たのは大人になってから。映画が公開された1954年って、終戦からわずか9年です。反核や自然破壊など子どもの頃はよく分からなかった時代背景を再確認し、当時の制作陣の熱量みたいなものに触れて感動しました。最近のCG技術を駆使した映画も楽しいのですが、明らかにミニチュアと分かる手作り感が素晴らしい。リアリティなんて脳で補完すればよく、その世界観の凄みが伝わる感じが熱い。何より世界に『ゴジラ』を生み出したことの凄さを感じます。まさに発明。第一作目の『ゴジラ』のインパクトって、そこに尽きるような気がします。
世界中どこにもないフィギュア・博多人形
『追憶の呉爾羅』
『追憶の呉爾羅』のモデルは第一作目の『ゴジラ』。ちょっと粗雑で左右不均等なところがあり、リアルに気持ち悪いと思えちゃうところ…僕らには真似できませんね。最近のゴジラは洗練されているでしょう。世界初の怪獣だから参照するものがない。畏怖の対象を具現化するときのモチーフを自然の中から見つけてくる。
ただ、再現するとなるとちょっと厄介です。今回は、70年の歴史を振り返るイメージのポージング。博多人形の技法で制作するので、石膏で型取りします。シリコンなどと異なり遊びが一切ない。パーツごとに分割し、通常では考えられない型数となりました。ちなみに原型は粘土で作るのですが、重みで足が潰れていく。デザイン画通りに仕上げるためには、粘土を足してはバランスをとるという作業の繰り返しでした。そんなボディに描いたのは、これまでゴジラとともに映画を彩ってきた怪獣たち。僕がカッコイイと思っている選りすぐりの14種類です。確かに大変な作業は多かったのですが、世界のどこにもない自分が欲しいゴジラのフィギュアを制作しているという実感があり、とても楽しむことができましたね。
作家プロフィール
中村人形 四代目 中村 弘峰
「人形とは人の祈りを形にしたもの」を理念とする1917年から続く博多人形師の四代目。自身に「もしも江戸時代の人形師が現代にタイムスリップしてきたら?」という設定を課し、過去と現代にまたがる普遍的な主題を見つけ、江戸期の人形技法を応用して伝統的な作品から現代美術まで多様な作品を制作発表している。2022年には福岡大名ガーデンシティに『大名の大狛犬』、2023年世界水泳選手権会場の飾り山笠を制作。パブリックアートも手がけ、伝統工芸作品のほかにも活躍の幅を広げている。
■略歴
1986 福岡県福岡市生まれ
2011 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
■受賞
2013 第60回日本伝統工芸展 初入選 新人賞受賞
2016 第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ コンペティション部門 優秀賞受賞
2021 第55回西部伝統工芸展 日本工芸会賞受賞
2023 福岡県文化賞奨励部門受賞
2023 第70回日本伝統工芸展朝日新聞社賞受賞
2025 福岡市文化賞受賞他
お申し込み
抽選お申し込み期間
2026年0月0日(曜)正午〜0月0日(曜)00時締切
※お一人様、1体までお申し込みいただけます。
※お客様のご都合によるキャンセル・交換のご希望はお受けいたしかねます。
〜ご購入に際して事前注意点を
以下よりご確認ください〜
以下の詳細を必ずご確認の上、お申込みください。
お申込み後、お届けまでの流れ
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- 商品制作
- 配送日の日程調整
- 配送設置・お届け
注意事項
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■配送について
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■商品のお取り扱いについて
- 本商品は観賞用です。お取り扱いには十分にご注意ください。
- 一体毎に手作業で仕上げているため、表面処理等は個々に違いがあります。予めご了承ください。
- 本商品は室内設置用です。直射日光や雨風等にさらされる屋外には対応しておりません。
- 天然顔料を使用しているため、保管する場合、高温多湿の場所は避けてください。カビやシミが発生する可能性がございます。
■商品保証について
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保証期間後の修理対応は有償となりますので、予めご了承ください。
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